淡路島で事件が起きた。 それは大惨事だった。

---桂史 1---
大惨事
11時間
30分前
「これで全員集まりましたか〜?」
今回の慰安旅行の幹事、桂店 川辺啓太&金田早織の二人の声がバスの中に響き渡る
「は〜〜い!」 この返事を聞き、バスは出発する
一行が向かうルートは・・・
まず、神戸のアウトレット、そして、本日のお宿 ホテルニューアワジである。
バスに乗り込むと、57人のポリッシュのスタッフと挨拶を交わし、席に着いた
その後は、久し振りに同期とゆっくり話せた気がした・・・
---祐太 1---
大惨事
19時間前
「すいませ〜ん!!これ4個欲しいんですけど」
ドンキホーテに井上祐太の声が響き渡る
この事があの大惨事を巻き起こすとは・・・・・
この日、井上祐太はなかなか寝付く事ができなかった。
というより寝なかった、井上は毎年この日は寝ないのである。
理由は、ただ苦手なバスの中で眠気をピークにもってくるためである。
大惨事
11時間
30分前
・・・・・今年は補助席か・・・・・ 去年同様バスの出発と共に眠りについた。
---桂史 2---
大惨事
3時間
30分前
アウトレットを楽しみ、温かい雰囲気に包まれたバスはホテルニューアワジに到着する。
あんな大惨事がおこるとは・・・・・・
山田桂史はまだ知らない、ましてやバスの運転手、バスガイドも知る由もなかった。
---祐太 2---
大惨事
3時間
35分前
「もうすぐ到着ですよ〜」
バスガイドの声で目を覚ました。
寝起きの目を擦りながら井上は、この後の計画を頭の中でイメージした。
---桂史 3---
大惨事
3時間前
「来られた方からクジ引いてください」
山田はクジを引きその席についた。
この席が後に混乱を巻き起こすとは・・・・・
---祐太 3---
大惨事
1時間前
「ヒャッハッハッハッハッハッハッ!!」 この笑い声が井上の計画を台無しにするのである。
この計画の主役である山田桂史が完全に酔っ払ってるのである。
その原因は大きく分けて2つある
1.山田桂史が本日誕生日であること。
2.隣の席に座った長岡店 中道泰弘が明日誕生日であること。
まさにミラクルだった・・・・・
---桂史 4---
大惨事
30分前
「ハッハッハッハッハッ」
山田はみんなにお酒を注がれ酔ってはいたが、頭は冷静だった。
山田もまた頭の中でこの後の計画をイメージしていた。
みんなの予想に反していたって冷静だったのだ。
---小倉店 1---
大惨事10分前 小倉店スタッフに緊張がはしる。
チャンスは一度きり、失敗は許されないのである。
全員の目がデューク東郷(ゴルゴ13)に変わる。
「皿が足りひん!!」 「何だって!!」 ---桂史 5---
大惨事5分前 「この度は私・・・・・・・・・・申し訳ございませんでした」
山田はステージ裏で最後の確認をしていた。
顔にはあの元タレントS・N風のお面を付けていた。
山田の計画はこうだ。
1.今日誕生日の自分が元タレントS・Nの謝罪会見をもじって、誕生日謝罪会見を行なう
2.お面を被り完璧に仕上げてきた台詞を言う
3.ユーチューブを見て何度も研究した絶妙のタイミングで涙を拭く
4.隠しだまの用意
お酒が緊張をかき消し、精神的にも完璧である。
---桂史 6---
大惨事2分前 「次は小倉店です!」
幹事の川辺の声が響く
登場と同時にざわつく会場、山田の思惑通りの反応。
が、その後すぐに違和感に気付く
何故か自分の周りにブルーシートがあるのだ
しかし、そのまま会見を始めた
爆笑をとる自信はあった。
だが、笑い声は聞こえない、お面のせいで周りはほとんど見えない
隠しだまである号泣してるお面に変えても笑いは起きない
このまま自分も泣こうかと思ったその時
「バサッ!?」 お面が取られ白い物が顔面にめがけて飛んできた!!
山田は一瞬で真っ白になった。頭の中も真っ白になった。

---桂史 回想---
大惨事1分後 前が見えない・・・。
僕は夢を見ているのか??
冷静だったはずの山田の頭の中はパニック状態に陥っていた。
今日は自身の誕生日まさかこんなこと・・・・。
!!!??? ---桂史 7---
大惨事5分後 「ハッハッハッハッハッハ!!!」 みんなの笑い声がこだまする。
先ほどの静けさが嘘のようだった。
そう、山田は騙されていたのである。
謝罪会見なんて、最初からどうでもよかったのだ。
小倉店スタッフは誕生日の山田目がけてパイを投げることだけ考えていたのである。
『大成功!!!!!』 こうして、山田の28回目の誕生日はドッキリサプライズによって終焉を迎えたのであった。